田紳有楽,サイケデリック,60年代,ロック,名盤" /> 田紳有楽([映画・美術・本]書籍・漫画)の回。" />
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それほど本を読むほうではないが、酷く衝撃を受けた一冊はコレ。
藤枝静男 田紳有楽
何とも説明のしようがない。
シュールといえばシュールだし、破天荒といえば破天荒。妄想の塊。でも自然体。
緊張感の薄い、淡々とした文体で、異世界を見せてくれます。
もし仮に自分が物語を描くとしたら、こういうものを描きたい。究極の理想。
現在、書店で普通に入手できる藤枝静男の作品は少ない(おそらく2冊)。
残りの1冊を読みました。
悲しいだけ/欣求浄土
魅力的なタイトルの、この短編集は田紳有楽とは違い極めて私小説(幻想も混じりますが)。
仏教、古美術への造詣、自然への畏敬、老いへの諦念など、田紳有楽を生み出した思考、思想の片鱗が伺えます。
晩年の老いた自己を見つめる冷めた視線。乾いた情念。枯れた文体。
こういうヒトには弱い。憧れます。