犯された白衣 / 胎児が密猟する時,サイケデリック,60年代,ロック,名盤" /> 犯された白衣 / 胎児が密猟する時([映画・美術・本]邦画)の回。" />
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銀座の古い映画館で若松孝二の映画特集があると知り足を運ぶ。
ホントは、果てしないカタルシスの”狂走情死考”を劇場で見たかったのだが、既に特集の終わりのころで上映済と残念。
未見の2作品を楽しみました。
犯された白衣 (1967)
女性コンプレックスの若造が、看護師寮(その名も”白百合寮”)に忍び込んで、白衣の天使たちを衝動的に虐殺。
抱える屈折をサディスティックに(でも直接的な射精ではなく)、残虐で発散させる若者を、あの唐十郎が演じる。
他の作品でもみられる、制作費の制限を逆手にとったクライマックスでのカラー映像による演出が印象的。
若者に理解を示す不思議ちゃんの存在は幻想なのか。青少年のリピドーと妄想と暴力は何時の世も変わらないのか。
胎児が密猟する時 (1966)
魅力的なタイトル。
母親コンプレックスの中年男性。己の遺伝子を遺すことを拒否して、妻に逃げられた彼は、妻そっくりの女性を監禁、SM調教で理想を築こうと求める。
主演が山谷初男という名俳優。余り知らなかったが、”どこかで聴いたことがある声だなあ”と気にかかる。途中の演説的独白で”薔薇門のヒトだ!”と気づく。「毛皮のマリー」間奏曲での独演者。
感情たっぷりのゲイっぷりが頭をちらつきつつも、スクリーン上でのサディスティックな(でも、どことなく情けない)男っぷりを堪能する。
似たテーマの2作品(どちらも密室殺人劇)。製作されたのもそれぞれ前後(胎児が先です)。当時の若松孝二のテーマであったのか。それともポルノ業界の方針か。
いずれにせよ、男は年齢に限らず、女性に何らかのコンプレックスを抱かざるを得ず、それを暴力で打ち負かせようとしても、最終的には敵いっこないのだ!
と、いう訳で、今月は無職でしたが、モラトリアムの最後を、昭和ポルノ・サド映画で締めました。
来週からサラリーマンです。
無職期間…ずいぶん、充実してましたね…!
そ、そうですね。毎日、映画かミュージアム行ってました。
あっという間でしたが。