緑魔子 やさしいにっぽん人,サイケデリック,60年代,ロック,名盤" /> 緑魔子 やさしいにっぽん人([映画・美術・本]邦画)の回。" />
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渋谷の映画館シネヴェーラにて緑魔子特集が催されている。
GWは、例年通りひたすらに篭る連日だが、夜の渋谷に足を運ぶ。
やさしいにっぽん人 (1971)
監督:東陽一
昭和アングラ映画らしい自己探求映画。社会・戦後に対する各個人の主張、意志が求められる中で喋れない男女ふたり。思弁的な台詞の連続に、散文的なドキュメンタリー風モノクロ映像。気を引き締めないと睡魔に抗えないような映画だが、緑魔子の魅惑的でありながら清涼感のある歌声、ささやき、笑い声、随所に散らばる情交(おしげもない微乳)が彩りとなり鑑賞後はストンと落ち着いた心象。緑魔子の切ない歌が絶大。
劇中、悩む主人公は、ひとりバイクでの旅を志す(イージーライダーのキャプテンアメリカに憧れて?)。アメリカのロードムービーとは異なり、田舎顔で小太りの主人公、ハーレーではない単車、途中で挫折しての帰宅など、日本的な様にならない閉塞感が感じられて印象深い。先ほど、監督がドキュメンタリー作家と知り納得。