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ずいぶん前に、サイケな名盤を探す目的で購入したガイドブック。
ディスク・ガイド・シリーズ
ガレージ・パンク
ざっと目を通して気づかされたのは、私が求めているのはガレージ・サイケであって、ガレージ・パンクとは違うということ。
大好きな13th Floor Elevatorsや、ガレージポップの名盤・Faine Jadeの扱いは小さく、逆にあまり聴いていないLitter、Monks等は確かな名盤として掲載。
その点についてはパンクのガイドなのだから当然のこと。サイケファンはあくまで参考程度に眺めるべき。
ただ、個人的に首を傾げてしまったのは、一部の解説。パンク・スピリッツを文体でも再現したかったのか、擬音多様の勢いだけの、個人の体験交じりの解説にイラっとさせられてしまう(特に13th Floor Elevatorsの解説が酷い・・)。好みはあるだろうが、パンク・ファンはそれでいいのか?
音楽に限らず、この手の解説本で重要なのは、基本情報と丁寧で平易な文章、それに少しのユーモアを交えた書き手の主観だと思います。
主観メインの観念的な解説など、ブログでやればいい。
そんな訳で余り読んでいなかったのですが、最近、テキサス・サイケよりもテキサス・パンクのほうが知名度高いという情報を経て、久々に手にとってみました。
テキサス・パンクについては、改めて音を探してみますが、巻末のほうに掲載のグループ・サウンズ解説2編を見逃していたことに気づく。これが良かった。
ジミー益子による60年代の和製ガレージ名盤紹介はGS前夜にも遡り、後半ではガレージなGS曲が怒涛の掲載。短いテキストだが、これからの探索者には必読かと。
もう一編は、”グループ・サウンズはガレージ・ロックか?”が主題。更に短い文章だが、簡潔、的確でオモチロい。ガレージ精神の面からGSは否定されていますが、個人的には、その否定された要素(商業化、形骸化されたスタイル、ロックと歌謡曲の混在、など)が、いかがわしくも魅力的。
GSは確かにロック(パンク)ではないかもしれないが、GS=ガレージ・サイケ説は全くもって正しい。