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人間臨終図巻

怪物アリャマタコリャマタこと、荒俣宏監修の「知識人99人の死に方」という書籍があります。
死を見つめ直すために、著名人の死を蒐集するという、流石は最後の博物学者。
この本、オモチロイのですが、ところどころで他の書籍から引用を行っています。
その引用元というのが、、

山田風太郎
人間臨終図巻

900人以上のヒトの臨終の様を蒐集。
ジャンル(?)も多岐にわたり、洋の東西、貴賎を問わず、キリストから夏目雅子、犯罪者まで様々。愕然と圧巻。

「知識人99人の死に方」は、様々な方が文章を寄稿しており、中には趣旨を理解していない糞つまらない文章もあるのですが(稲垣足穂の項など酷い)、こちらは、一貫して山田風太郎による文章。客観的に描きつつも、山田風太郎個人の死生観も入り交じり、とてもオモチロイ。

勝手に絶版本だと諦めていましたが、普通に売っているようです。(私、そういう勘違い多いです。)
最近、古本屋でみつけ、未だ読書中ですが、ヒトの臨終模様を堪能して2008年を締めたいと思います。

さて、山田風太郎は、歴史作品を描きつづける上でこの膨大な情報を蒐集したのでしょうが、このデーターベースをフル活用して描かれた作品に、「神曲崩壊」という珍作があります。
世界崩壊後、魂となった山田風太郎がダンテさながらに近代以降の著名人が如何なる地獄に堕ちているかを観察する物語。ここでも様々な人の死に様、業が描かれるが、行き着く先はスカトロジー!糞尿まみれのスカトロ地獄。おならが止まらない!

流石、奇想天外の歴史小説家。

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うちんこ

1970年代後半生まれの、うちんこです。60年代、70年代の、洋の東西関係なくサイケデリックな音楽、映画を好むマイノリティです。

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