サイケデリック,60年代,ロック,名盤" /> [日本サイケ]グループ・サウンズの名盤、作品紹介。" />
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ずっと前からの持論ですが、グループサウンズを楽しむにはオムニバスから入るのが良いでしょう。
理由は主に2つ。
1.B級GSも聴き逃せない
グループサウンズの真髄は、有象無象、雑多感にあり。
シングル数枚で消えたバンド多数。そんなバンドの音を味わうにはオムニバスしかありません。
個々のバンドのアルバムだけを聴いていたのでは、名曲を聴き逃しちゃいますよ!
2.でも、統一感も味わいたいの
グループサウンズの特徴の一つは、多様性、節操の無さにあります。
同じバンドのアルバムなのに、ガレージ・ロックと演歌調歌謡曲が同居していたり。
本格ロックバンドのアルバムだと思ってベスト盤を購入すると甘い歌謡曲収録で、ちょっと拍子抜けしたりなんてことはしばしば。面白いけど、とりとめなくてとまどっちゃいます。
ジャンル別にまとめられたオムニバスなら、一貫してGSの一側面を楽しめます。
意外なバンドの意外な一曲に出逢えちゃったりも。
そんな訳で、これからGSを聴こうと思っている方、先ずはオムニバスですよ。
色々出てますが、黒沢進か、サミー前田が関わっているものは、選曲、解説ともに良くてハズレがないと思います。
最近のものでは、一昨年末に発売され話題をさらった、「昭和元禄トーキョーガレージ」シリーズ(監修:サミー前田)が良いです。ジャケもエロい。
これはGSだけでなく、60年代~70年代初頭にかけてのガレージ&サイケを集めたもの。レーベル別に7枚でてます。
どれも良いけど、あえて1枚お奨めするなら、私のビートルズ(常田富士男)、スナッキーで踊ろう(海道はじめ)という最上級に珍奇でサイケな名曲2曲が続けて収録のコロムビア編でしょうか。(どっちもGSじゃないけど)
昭和元禄を味わおうぜ!
「ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム」で変わらぬ姿を見せてくれた アイ高野。
アイ高野のカーナビーツは、私が最も好きなグループサウンズであります。
カーナビーツ
ファーストアルバム (1968)
超名曲「すてきなサンディ」に代表されるファズ・ポップなガレージサウンド。
私がGSを聴きこむようになったのも、この「すてきなサンディ」がきっかけ。必聴ですよ!
不細工なアイドル(!)5人組が、イカれたサイケファッションに身をつつみファズ・ポップを奏でるなんて最高じゃないか!
アイ高野は、カーナビーツ解散後、ゴールデンカップスに移籍、硬派なファンからいじめられたそうです。
可哀想な笑えるエピソードですが、それも仕方がないでしょう。
と、ここまで書いたところで、アイ高野、06年4月にお亡くなりになられていることを、たった今知りました。・・哀しくなってしまう。
ご冥福をお祈り致します。
60年代後半、GSからニューロックにかけて、日本におけるロックの最先端は横浜(本牧)だったことは周知の事実。
当時の空気を知るにはこの映画をどうぞ。
ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム
そのテクニックと、GS一アイドル臭のしない本格志向ロックバンドということで現在でも評価の高いゴールデン・カップス。
一昨年に公開された彼らのドキュメンタリー。
当時の映像に加え、現在のメンバー、当時を知るファン、著名人へのインタビューによる構成。
ゴールデンカップスだけでなく、ショーケン、井上堯之ら、他のGSバンドのヒトも当時を振り返る。
(ショーケンの、本物のロックだった彼らが羨ましかったという発言が印象的です。)
ロックバンドでありたかった彼らも、シングルでは歌謡曲を歌わざるを得なかった時代背景など、GSファンは観ておきたい内容。
ちなみに、私は、GSに関して言えば本格ロックなゴールデンカップスよりも、オックスやカーナビーツのような、おサイケ・ロックなアイドル歌謡曲が好きで、カーナビーツのアイ高野の映像が嬉しかった。
アイ高野、全然変わっていません。それに対して陳信輝はイカツイおっさんでした。
公開当時、観に行った日は偶々トークイベントの日で、ルイズルイス加部を生で見れたのが嬉しい想い出。
お客さんは、7割が当時のファンと思われる年配のヒトばかり。同窓会状態で微笑ましかったです。
この映画の後半は、現在のメンバーによる再結成おっさんライブで、そっちは、まあ、当時のファンへのサービスなのでしょう。どうでも良かったです。爆睡しました。
忙しい。忙しい。忙しい。
休日と、寝る間と、入浴する気力がないくらい。
忙しいと聴きたくなるのは異国の音ではなくて、邦楽。歌謡曲。
久々に出社しなくていい日曜日。ミュージックはコレ。
オックス
オックス ファーストアルバム (1968)
テル・ミー/ オックス・オンステージNO.1 (1969)
黄色い悲鳴がバックの「オックス・クライ」もいいし、「ダンシングセブンテイーン」もいいけど、アッパーな「真夏のフラメンコ」だっていいけど、今日の気分にピッタリなのは、「待ちくたびれた日曜日 」。
赤松愛の舌ったらずなヴォーカルがたまらない。繰り返し聴いちゃう。
ひとしきり堪能した後は、ライブ版「ガール・フレンド」のピースフルな合唱に泪。
元祖ヴィジュアル系。
グループ・サウンズ聴くなら、個人的には、先ずコレをお奨めしたい。
昨年の9月から11月にかけて、と随分前のことだが、阿佐ヶ谷の映画館「ラピュタ」で「熱狂のグループサウンズ時代」という特集をやっていた。スパイダースにタイガース、全部観たかったけど、特集に気づくのが遅く鑑賞できたのは最後の1本でした。
ヴィレッジ・シンガーズ
落葉とくちづけ (1969)
スーツ姿に、七三分け、歌うのはバラードがメインという優等生的GS。(代表曲は「バラ色の雲」)
映画においてもそんな彼らの特異性(アイドルでもロックでもない)を打ち出したかったのであろうが、随分ヘンテコな演出。
ヴィレッジ・シンガーズ演じるのは、ヒッピー・ファッションで馬鹿げたロックを歌う五人組バンド(おそらくその他のGSバンドを揶揄していると思われる)が、物語途中で本物のヴィレッジ・シンガーズと間違われることにより、ヒッピーをやめて、小奇麗で爽やか(でカッコいいということなんだろう)になっていくというパラレルな展開。
ヴィレッジ・シンガーズの映画ではあるけれど、実は彼らは脇役。メインは、彼らの同級生アイドル(尾崎奈々)と純朴な青年(藤岡弘)との青春ラブロマンス。
が、メインのストーリー自体もとってもパラノイア。
「ホントの真実なんてどこにも無いのだから自分と愛する人とで生きていこう」ということが、おそらくテーマなのだが、登場人物の記憶が全て妄想で曖昧模糊。ラストは、ナニコレ?、ちょっと唖然としちゃいます。
狙ったのか、そうでないのかが、判別微妙な演出がヘンテコです。
山本リンダのゲスト出演と、オックスの演奏シーンが貴重です。オックスはいいよね。