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フランソワ・トリュフォー「家庭」

GW中に、もう2年以上借りっぱなしの映画を鑑賞する。(我ながら酷いレンタル期間だと思うが、相手も私の大事な漫画を2年以上返してくれないのでお互い様なのです。)

家庭 (1970)
監督:フランソワ・トリュフォー

ヌーヴェルヴァーグの巨匠フランソワ・トリュフォーのライフワークであった「アントワーヌ・ドワネルの冒険」4作目(冒険って・・)。前作「夜霧の恋人たち」を観たのも同じヒトに借りての数年前で、ストーリーは余り覚えていません。そもそも第1作目にあたる肝心な超有名作「大人は判ってくれない」を、私は観ていない訳でして。(思い返せば、「夜霧の恋人たち」を借りたのはヌーヴェル・ヴァーグを知らなかった当時の私、おススメを乞うて借りたのですが、相手は一体何を考えて3作目なんぞを貸してくれたのでしょう?)
まあ、物語の連結性はさほど重要でない気がしたので、前作の印象”変な映画”を胸に、気にせず鑑賞しました。

・・・前作と印象は余り変わりません。アントワーヌ(ジャン=ピエール・レオ)って変わってんなぁ。。
浮気性で定職につけないダメ男に、共感や愛着を感じるというタイプのヒトが多いことは周知ですが、この男に共感できますか?ホント、「勝手にしやがれ」だと思う。

トリュフォーの自伝的映画という話も聞き、色々不安に思うところもありましたが、「夜霧の恋人たち」をコメディとして捉える評価もあるようで、きっと今作もその流れで消化するといいのでしょうね。きっと・・

ヌーヴェル・バーグ系作家作品
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ロシュフォールの恋人たち

シェルブールの雨傘」と同じくリヴァイバル上映中。どちらもサントラが超名作。

ロシュフォールの恋人たち (1967)
監督:ジャック・ドゥミ

シェルブールの雨傘と比べて、陽気で明るい恋愛モノなのだが、個人的には、シェルブールの雨傘のほうが華やか。カトリーヌ・ドヌーヴは、3年前のほうが明らかに若々しく魅力的。
2時間におよぶ物語だが、筋書きは至ってシンプル、恋のじれったいすれ違い。合間合間のミュージカルが見所だが、その間、寝込んでいても鑑賞に支障は来たしません(実体験)。
さて、何が一番印象に残ったかというと、ミュージカルでの惜しげも無いパンチラ。これは今でいう”見せパン”なんだと理解しつつも凝視してしまうのが悲しい・・

・・いや、音楽はもちろん、ミュージカル・シーンが素晴らしい名作です。

ヌーヴェル・バーグ系作家作品

シェルブールの雨傘

名作のリヴァイバル上映。

シェルブールの雨傘 (1964)
監督:ジャック・ドゥミ

フランスに疎い私は、イメージから暗い映画なんだろうと、陰鬱さを覚悟して映画館へ足を運ぶ。
が、軽快なオープニングに、カトリーヌ・ドヌーヴの美形、愛らしい衣装とインテリア(壁紙!)と、飽きることなく。
戦時中の恋愛を題材とした切ない系だが、時代の暗さ、主人公の家庭の貧困さを全く感じさせない華やかさが幻想的。

ストーリーは、とてもオーソドックスな内容(古典だからね)なのだが、あの名曲が嫌でも盛り上げてくれる。
ラストシーンは曲が違ったら、全く別の心象となっていた可能性も。音楽の効果はデカい。

ヌーヴェル・バーグ系作家作品

バーバレラ

キレイなモデル系美形がキワドイ服でお色気たっぷりなSF映画。
チャチなセットに、チープな映像効果、60年代サイケデリア満載。

バーバレラ (1967年)
監督ロジェ・ヴァディム、主演ジェーン・フォンダ。

こういう昔の映画でエロスを売りにしたB級なのって実はそんなにエロくなかったり。この映画もそんな情緒はないです。
ただ、冒頭の宇宙服ストリップは必見。下半身だけのストリップにグっときます。(別に足フェチじゃないです。)

同じく60年代エロスで有名な「CANDY」にしろ、ラス・メイヤーの「ワイルド・パーティ」にしろ、無邪気な少女が最終的にはハッピーとなるのが共通項。
「無邪気さ」イコール「誰とでも寝る」というところに、時代性が垣間見えておもしろい。

ヌーヴェル・バーグ系作家作品

アイドルたち

アイドルたち (1968)
監督:マルク’O

2005年にリヴァイバル。衣装や音楽に興味があったが、当時は期待値低く、「Candy」程度を想像していたが、感激。今でも記憶に強い。

物語は、アイドルが芸能界の汚い裏側を暴露する内容。ゴシップ・エンターテイメント。
大半は、アイドルの歌と踊りにのせての展開だが、そのガレージな曲と大仰な振り付けが最高。当時のフランスのアイドルを知らないので(今も知らんが)、この映画がどこまでリアルかは不明。でも「ほんまにアイドルがそんなポーズするんかい」って突っ込まざるを得ないでしょ。いや、カッコいい。
ガレージ・サイケなサントラ、60年代ど真ん中なファッションと、当初の期待も外しません。
おまけにラストが素晴らしく、終演後の館内は無音。途中でダレたところもあるが、ラストで電撃。

誰にでもお奨めできる映画ではない(途中で退出するヒトがいた記憶)。
フランス・ギャルグループ・サウンズ(特にオックスらへん)が好きなヒトには必見だと思います。

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プロフィール
うちんこ

1970年代後半生まれの、うちんこです。60年代、70年代の、洋の東西関係なくサイケデリックな音楽、映画を好むマイノリティです。

うちんこのサイト:千馬堂

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