サイケデリック,60年代,ロック,名盤" /> [サイケ]テキサス・サイケの名盤、作品紹介。" />
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テキサスサイケ・レーベル、"Interational Artists"のオムニバス。
Epitaph for a Legend (1980)
13th Floor Elevatorsや、Red Crayoraの貴重音源が収録の他、テキサスのヘロヘロ・ガレージ・サイケが堪能できる。ちょっと腰が砕けそうな、ユルいリズムとギターが魅力。
個人的に注目なのは、涙目サイケ"Lost And Found"の1曲。躁なビートに、病室で白衣で歌う痩身を思わせる精神疾患な歌声。Lost&Foundのオリジナル・アルバムのどの曲よりも、こっちのほうがイカシてるぞ!
サイケ・ガレージなコンピものといえば"nuggets"かもしれませんが、私はこちらをオススメしたい。
近所のレコ屋では売っていないけど、ネットで手ごろな値段で入手可能なサイケ盤。そのうち買おうと放置し、気づいたら廃盤。4桁近い金額に溜息だが、気づいたら再発していたお手ごろ価格。なんてのは、良くある話。
American Blues
American Blues Is Here (1968)
再発盤を見かけて、即入手。
このテキサスのサイケバンドは、後にMoving Sidewolksと結合、ZZトップへと変化を遂げるのだが、この作品は、へヴィでハードなロックに至る前の貴重な音。おっさん臭いカントリー臭とブルージーな香りが漂いつつもガレージテイストも楽しめる。
Moving Sidewolksからは、13th Floor Elevatorsへの憧憬、ひしひしと伝わったが、こちらは少し距離がある感じ。でも、カッコ良かったっす。
昨年、テキサス・サイケの名盤として紹介されているのを見かけたが、その耽美的なジャケット、バンド名、アルバム名がビジュアル系を想起させ、琴線に響かず距離を置く。
その後、年末の物欲に乗じて購入、解説を読んで驚く、「レココレで紹介されていたあのレア盤だったのね」
レココレ サイケ特集において、巻頭のカラーページで、”オリジナルはアセテート盤のテストプレスのみ””ジャケットは、カッティング工場で使用されているものにマジックでグループ名を手書き””サイケの発掘盤で最も高いプレミア価格”という、全く中身が想像できない、誰が発掘したのか、あのレア盤である。
そうか、テキサス・サイケだったのか・・
Cold Sun
Dark Shadows (1969)
解説によると、当時の他のテキサス・サイケ・バンドの例に漏れず、ロッキー・エリクソンの信奉者たち。13th Floorsの前身バンドSpadesの元メンバーがいたり、逆に後年にエリクソンと別バンドを結成するメンバーがいたりする。
が、この音源に、テキサス臭はそれほど感じられない。ガレージテイストも確かにあるが、乾いた狂気というよりも、暗く重く湿度のあるロックン・ロール。70年代の空気を感じてしまう。
私は、ホワイトヘブンらへんの、日本のアングラロックを想起しました。
部屋の片付中、押入れからMDやらカセットテープが出現。好きなアルバムを録音したものを発見するが、もはや聴く術は無く、寂しさ溢れる。CDを買いに行きました。
The Red Krayola
The Parable of Arable Land (1967)
レッド・クレイオラことメイヨ・トンプソンは、よく"テキサスサイケの雄"と紹介されているが、彼の音はテキサス・サイケではない。
1960年代末のサイケデリック満開期にその音楽活動を開始したことと、真正テキサス・サイケの13th Floor Elevatorsとレーベル・メイト(INTERNATIONAL ARTISTS)でありロッキー・エリクソンと交流があったことが、”テキサス・サイケ”に括られる大きな要因。
そのジャンル不分明な音を捉えるには、この2つの要素でもってカテゴライズするしかなかったのだろう。
実際に奏でられるメイヨ・トンプソンの音には、地域性、時代性なんて皆無だ。
テキサス・サイケの特徴は、大きく2つあると思う。(あくまで個人的見解です)
・テキサス魂=カントリー色
アメリカ南部の地域性なのだろうか、ブルース、もしくはカントリーテイストが根底にしっかりとある。ZZトップへと昇華したMoving Sidewalksが顕著。メリケン親父は、ハードなブルースが大好きなのだ。
・ガレージ・テイスト+サイケ・メロディ
共通しているのが、甲高く震える声に、ガレージなサウンド。そのほかの同時代のガレージ・サイケに比べて、疾走感よりも、独特な浮遊感が強い。特異な緊張感がテキサスの狂気。(これは、当時のローカル・スーパースター、ロッキーエリクソンの影響が強いのかも。)
レッド・クレイオラを振り返ってみよう。
メイヨ・トンプソンのソロ作においては彼のナショナリティが見られるが、バンドにおいては、その破壊性が魅力。その後の世界各地での活動にも、土地に固執しないスタンスが見て取れる。
では、その音はサイケデリックなのだろうか? 広義で解釈するなら、クラクラする眩暈は勿論サイケ(私、大好きです)だが、60年代固有のサイケデリアかどうかとなると、多分違うでしょう。 ジャケを見ても判る。ロッキー・エリクソンが、13th Floor Elevatorsの1stにおいて時代を反映したサイケジャケを採用したのは流石。対して、レッド・クレイオラのジャケットは、グニョグニョの抽象画。音を如実に表してはいるが、前衛的というか、訳がわからない。。サイケじゃないよ。このジャケは・・
ということで、レッドクレイオラもといメイヨ・トンプソンはテキサス・サイケの雄ではないと思います。
思い返せば、2008年はクラウトロックばかり聴いていた。
昔は、”クラウトロックなんて澄ました音(?)など聴けるか!”と、食わず嫌いだったもんだから、昨年は勘違いに成熟した気分。インテリな音楽だって聴けるんだぜ!
ところが2009年を迎えてみると、聴くのはジャックスの腹貸し女や、切狂言と、すっかりアングラ。
最近は、Golden Dawnによって、嗜好の指針がテキサスサイケに振り切ってしまう。
13th Floor Elevators
Bull of the Woods (1968)
13th Floor Elevatorsといえば、1stのジャケと、2nd”Easter Everywhere”があまりにも有名すぎるが、この3rdにも名盤の焼印がくっきり。
テキサスサイケ好きには、牛ジャケといったら原子心母ではなくてこいつでしょう。
”完全に腐りきったコレも気持ち悪くて好きです。最早繋ぎとめるものが何もない。”とは、我らが坂本慎太郎の言葉。受け売りで申し訳ないが、ホントにそう。なんとも言えない質感が気持ち悪いとしか言いようがない。
そもそもエレクトリックジャグのうねりは、時に船酔いを引き起こすが、このアルバムだと効果覿面。破壊された三半規管。足取りが覚束ない。